トラベルパッケージについて、まだまだ新プログラムでの取り扱いが未定なので、分からないことが多いというのが私の印象です。

なので、トラベルパッケージの今後の方向性について検討していきながら、読者の方からのご質問に答えたいと思います。




1.新プログラム全般

 

まず、新プログラム全般について見てみます。

 

1-1.上級会員ステータスについて

結論としてバランスが取れた内容になっているというのが私の結論です。

SPGの年間25滞在でのステータスの更新が2019年以降できないという点は残念でしたが、年間50泊で①無料朝食②ラウンジ利用③スイートへのアップグレードが可能となるので、悪くない統合の方法だったと思います。

マリオットとSPGをバランスよく処理した結果と理解しています。

 

1-2.ポイント宿泊について

先日、ポイント宿泊について、新プログラム後の必要ポイント数が発表されました。

必要ポイント数が上がったものもあれば、下がったものもあり、極端な方向には傾いていないというのが私の印象です。

ポイント宿泊についての統合の方向性は、統合前はマリオットポイントとスターポイントの交換比率が1:3であったこととも関連し、スターポイントをマリオットポイントに移行して、マリオットに宿泊するのがお得という状況を是正する、という方向性と感じました。

なので、相対的にマリオット系列ホテルはポイント数が上がり、SPG系列ホテルはポイント数が下がる、という処理がなされています。

(もちろん、該当しないホテルもあります。なので、「相対的に」です。)

そういう処理の中でマリオットとSPGのバランスを取ったと理解しています。




1-3.トラベルパッケージについて

んで、トラベルパッケージの話です。

少なくとも、このチャートを見る限り、大改悪です。

新カテゴリー 7泊+50,000マイル 7泊+100,000マイル
1-4 255,000 330,000
5 315,000 390,000
6 435,000 510,000
7 495,000 570,000
8 675,000 750,000

 

詳しい話は、こちらの記事をご覧下さい。

 

んで、なぜここだけ大改悪をされたかというと、SPGとの調整が不要だったからです。

もともと、5泊を4泊分で可能という制度はマリオットにもSPGにもありました。

なので、この制度をトラベルパッケージと比較する必要はマリオットにはありませんでした。

 

しかも、ご存じのように、スターポイント→マリオットポイント→トラベルパッケージ、という超絶お得な使い方は他の使い方と比べて、マリオットポイントの価値が2倍以上になっていたのです。

なので、そこにメスを入れたのでしょう。

SPGとのバランスを図るために。

 

これに対して、最も割を喰ったのは、どうやらマリオットバケーションクラブの方々みたいです。

例えば、こちらの記事に「もと」様がこのようなコメントを下さっています。

 

[もと様からのコメント]

プラチナハンターさん、こんにちわ

トラベルパッケージについては、気になっているので動向を注視しております。大金を使っているマリオットバケーションクラブのオーナーには、オーナー向けのトラベルパッケージにがあります。7泊ではなく5泊パッケージがあり、カテゴリー5までのパッケージでは、35,000ポイント少なく予約できる特典があります。こちらとの兼ね合いもあるので、トラベルパッケージを無くすことは無いと思っています。オーナーの権利をリワードにして、パッケージを購入するとお得という説明を受けて、私も含めて何百万も払っている人がいますから・・・、無くなったら怒ってしまいます。

 

バケーションクラブのオーナーはオーナーの権利をマリオットポイントに交換して、それをトラベルパッケージに使うという方法でバケーションクラブの利益を享受していたみたいです。

しかし、トラベルパッケージ自体が大改悪となり、かなり使いづらくなることが予想されます。

(バケーションクラブのトラベルパッケージのチャートまでは、私は見ていませんが、おそらく大改悪されるのでしょう。)

 

もし、バケーションクラブのトラベルパッケージのチャートが大改悪になるのであれば、バケーションクラブのオーナーの価値は相当程度下がってしまいます。

(まさか、バケーションクラブのオーナーが毎年獲得できるポイント数を増やすとは思えません。)

 

このように、マリオットはトラベルパッケージについてだけ大ナタを振ってきたと評価できるのが、今回のトラベルパッケージの制度変更に対する私の評価です。

 

ただ一方で、欧米企業は既得権については、確保する方向で動くのが常です。

なので、現プログラムの下で獲得したトラベルパッケージの扱いについては、既得権という考えから、ある程度の調整(我々に有利な調整)がされる可能性があると考えています。




2.トラベルパッケージについての方向性としてありうる考え方

 

私がマリオットの内部の人間であれば、次の2つの改正の方向性を示すと思います。

(1)現プログラムの下で獲得したトラベルパッケージで7泊を予約する場合には、新プログラムとの差額ポイントを容赦なく徴収する。

(2)現プログラムの下で獲得したトラベルパッケージは、それぞれカテゴリーをワンランクダウンした上で適用し、ソフトランディングさせる。

それぞれ見ていきたいと思います。

 

2-1.(1)の方向性

この場合、例えば、こんな感じになります。

①現プログラムで270,000マリオットポイントを使用して、現カテゴリー5以下の7泊無料宿泊券を取得した。

②新プログラム適用後に7泊無料宿泊券を使用する場合は、下のチャートの右側の必要ポイント数との差を差額ポイントとして上積みする必要がある。

③なので、新カテゴリー4に使うときでも60,000ポイント(=330,000-270,000)を上乗せしなければならず、新カテゴリー5に使うときには120,000ポイント(=390,000-270,000)を上乗せしなければならない。

新カテゴリー 7泊+50,000マイル 7泊+100,000マイル
1-4 255,000 330,000
5 315,000 390,000
6 435,000 510,000
7 495,000 570,000
8 675,000 750,000

 

なぜ、このような改正を考えるかというと、こうすれば、現場が容易に差額ポイントを計算できるからです。

ぶっちゃけ、現場はこうしてくれたほうが楽でしょう。

しかし、これは、既得権との兼ね合いから、マリオット内部の検討チームでは却下されるのではないでしょうか。




2-2.(2)の方向性

この場合、例えば、こんな感じになります。

①現プログラムで270,000マリオットポイントを使用して、現カテゴリー5以下の7泊無料宿泊券を取得した。

②新プログラムに移行した場合、カテゴリーを1ランク下げたもので適用する。

③ということで、①で取得した7泊無料宿泊券は、新カテゴリー4までは差額ポイントなしで使用することができ、新カテゴリー5以上は、新チャートに基づいた差額ポイントを上乗せすれば使える。

 

このようにすれば、まず、現場は混乱しません。

また、システム上もカテゴリーを1つだけ下げれば良いので、楽です。

しかも、カテゴリーを1つ下げたとはいえ、現マリオットカテゴリーから新カテゴリーの移行に際して、ほとんどのホテルが1から2程度下がっており(場合によっては、3下がっているホテルもあります。)、消費者側に不利益はありませんので既得権を侵害するようなことにはなりません。

なので、他のもっと素晴らしい案(現場が混乱せず、既得権を侵害しない案)があればともかく、私の頭では、これがマリオットが採用しうるベターな案です。




3.読者の方からの質問に対する回答

 

以上を前提に、いくつか来ている読者からの質問に回答していきます。

 

3-1.質問A

まずはこちらの記事にいただいた2018JGC様からの質問です。

 

[2018JGC様からの質問]

いつも良い情報をありがとうございます。
トラベルパッケージの7泊無料宿泊券を確保したのですが、ホテルの予約がまだです(2019年3月の予定)。目標のホテルは今はマリオットカテゴリ―6、新しいカテゴリーが5になりそうです。この場合、統合してからホテルの予約をしたほうがいいですか?
ご指導をお願いします。

 

[回答]

今なら、30,000マリオットポイントの上積みで足ります。

一方、統合後だと、60,000ポイントの上積みが必要でしょう。

なので、現時点で30,000ポイントを上積みして、予約を確定させたほうが良いでしょう。

 

3-2.質問B

こちらの記事にも2018JGC様からコメントをいただいています。

 

[2018JGC様からの質問]

ご丁寧に説明していただきありがとうございます。

2019年3月滞在予定のリスボンですが、今現在カテゴリー5以下のホテルがないです。2018年7月31日まで予約するなら、3万リワードを足さなければなりませんですね。2018年8月以後予約する場合、6万リワードを追加になります(いずれも新カテゴリー4です)。でも、この場合、選択が多くなります(それにしても、新カテゴリー4が2件です)。また総合的に判断します。

 

[回答]

リスボンマリオットホテルは現カテゴリー6で新カテゴリー4ですね。

なので、ここを狙うのであれば、統合後に予約したほうが良いでしょう。

 

また、リスボンには、SPG系列ホテルなら、デザインホテルが新カテゴリー5であります。

ここを狙うというのであれば、現プログラムの下で現カテゴリー6でリスボンマリオットホテルを押さえておいて、私の予想どおりになった場合には、デザインホテルに予約を移行するということが可能でしょう。

現カテゴリー6の7泊無料宿泊券は新カテゴリー5までに使えるという予想なので、差額ポイントなしで予約できるという扱いかと思います。

この方法だと私の予想が外れた場合に最悪の事態を回避することができる上、私の予想が的中した場合には差額ポイントなしでデザインホテルと比較検討ができることとなります。




 

3-3.質問C

質問Bと同じような質問が、じゅり様からきています。

 

[じゅり様からのご質問]

プラチナハンター様 先日はアメリカン航空のトラベルパッケージの件でアドバイスを頂きましてありがとうございました。早速、トラベルパッケージに交換し、宿泊先を検討していたところまさにこの記事と同じ状況になりました。 現在、カテゴリー6の7泊無料分を抑えており、現カテゴリー8・新カテゴリー5への宿泊を検討しております。リワードデスクに確認をしたところ現時点で予約を抑えておいて、8月以降にトラベルパッケージの扱い上、差額分のポイント返還があるようであれば受け取れるよう予約を抑えておいた方がよいとのことで一旦予約をしておきました。現状、カテゴリー8への不足ポイント分(6万ポイント)以上はマリオットの口座にあるのですが、引き落としはされておらず、宿泊日の2日前くらいに引き落とされる予定とのことです。この状態では現ルール上の予約が確定しているということでしょうか? 仮にマリオットの口座に貯まっているポイントを8月までに他の無料宿泊やトラベルパッケージに消費してポイント残高が6万ポイント未満になってしまった場合、8月以降に追加ポイントが発生する可能性があるかを懸念しております。 従来通り、無料宿泊のキャンセルについては問題ないようですのでとりあえずは上記の予約を確保しつつ、8月以降のルールを確認してからSPG系列のホテルに切り替えるなども選択肢としたいと思っている次第です。

 

[回答]

まず、青字の箇所ですが、一旦、差額ポイントを上積みしてしまったら、ポイントの返還はなされないと思います。

以前、くどくマリオットデスクに確認したことがあり、どうやら、システム上、そのような取り扱いができないようなのです。

 

次に、黒字の箇所ですが、おそらく、予約が確定していない状態だと思います。

ですが、私の予想が当たれば、じゅり様の場合、新カテゴリー5までは差額ポイントが発生しないでしょうから、現状で問題なかろうかと思います。(現カテゴリー6の7泊無料宿泊券→新カテゴリー5の7泊無料宿泊券)

また、8月以降のルールを確認した後、新カテゴリー5以下のSPG系列ホテルに切り替えるということも可能となるでしょう。

 

なお、私の予想が外れた場合(すなわち(1)の取り扱いとなった場合)の差額ポイントは90,000ポイント(=390,000-300,000)となります。

うーん、これだけポイントが異なると、困りますね。

どちらを取るか、判断に迷う事例です。

 

私なら、現状維持(仮に押さえておくだけ)にしますかね。

 

3-4.質問D

こちらの記事には「ポチオ」様からの質問が来ています。

 

[ポチオ様からのご質問]

いつも拝見させていただいております。

現在カテゴリー8でトラベルパッケージを保有している場合は、新カテゴリーでも8のホテルに追加ポイント無しで泊まれると思いますか?

 

ポチオ様、ご質問ありがとうございます。

そして、裏の住人の資格ありですね(笑)

実はこの質問、誰からも質問がなければ、裏技2として、noteで販売する予定だったのです。

ですが、ご質問いただいたので、回答しますよ!というか、もう回答が出ていますね(笑)

 

[回答]

新カテゴリー7までなら差額ポイントなしで利用できると思います。

これができたら、プラチナチャレンジ2018年2月組に加えて、トラベルパッケージ組も大勝利です!

んで、一応気になることを足しておきます。

 

[補足]

現プログラムでは、現カテゴリー9までのチャートの他に、リッツ・カールトン用のチャートが以下のとおり存在します。

 

私の予想のとおり、カテゴリーを1つ落とすという扱いとすると、ティア1-5の発券をしている人の扱いが困る可能性があるんです。

しかし、新プログラムにおいて同じ発券をすると、より多くのポイント数が必要となってしまうので、ティア1-5の7泊無料宿泊券はすべて新カテゴリー8まで使えると扱えば、消費者は損をしません(既得権を侵害しない。)。

また、そもそも、ティア1-5で発券している人自体がそれほど多くないでしょう。

なので、カテゴリー9以上の7泊無料宿泊券は、新カテゴリー8まで(要は、すべてのホテル)の7泊無料宿泊券となると考えています。

 

[裏技]

んで、ここで出てくるのが、「それじゃあ、390,000マリオットポイントを使って、カテゴリー9で発券すればいいんじゃん!」という声が聞こえてきます。

ピンポーン!

はい、そのとおりです。

私の予想どおりとなれば大勝利、2で書いた(1)の方向性となれば大敗北、まさに背水の陣ですが、私はやる価値はあると思っています。

(皆様からのコメントを待って、特に方向性についてのご意見がなければ、私自身が背水の陣を引く覚悟です。)




 

4.まとめ

①やはり、今のうちにトラベルパッケージに移行しておいたほうが良い。

②そして、差額ポイントを上乗せして、予約を確定してしまったほうが安心。

③上のカテゴリーでトラベルパッケージを発行しておくと、新プログラムの下で面白いことが起こる可能性あり!

 

以上、自己責任で、新プログラムへの移行を楽しみましょう~☆

 

(他の記事も同様ですが、特に本記事においては、批判は受け入れますが、責任は取れません!)