こんにちわ、プラチナハンターです。

前回、こちらの記事で、トラベルパッケージの移行先の総論みたいなことを書きました。

 

今日は、読者の方からのご質問にお答えする形の記事ということで、各論みたいな位置づけです。

そして、タイトルのとおり、SFC持ちのANAマイラーとしては、どこの航空会社にマイルを移行すれば良いのか、が主題ですが、その他にもトラベルパッケージについてのコツとか書いておきました。

 

コメントをいただいたのはこちらの記事です。

1. えいちゃん様からのコメントの内容

 

いま約12万SPGポイントを持っています。

これをANAマイレージへ移行し15万ANAマイルにしようと考えていました。

 

トラベルパッケージ(TP)ですと、12万SPGポイントをマリオットリワードへ移行することで、36万マリオットリワードポイントになるかと思います。

この36万マリオットリワードポイントを、ホテル+飛行機 パッケージ2のANAを選択すると、カテゴリー8のホテルに1週間宿泊と85000ANAマイルがもらえるという認識でよろしいでしょうか?(質問①)

これが正しい認識だとすると、SPGポイントからANAマイルに移行するより、ホテル+飛行機 パッケージにしたほうがお得に感じますがいかがでしょうか?(質問②)

次に、私はANAプラチナ+JGC持ちですが、最大限のお得さが出るリワードプラスのユナイテッド航空を使うより、ホテル+飛行機  パッケージ2を選択した方がいいのでしょうか?(質問③)

ご意見お聞かせいただきたくお願いいたします。

(赤字は私が便宜上付記させてもらいました。)

 

いいご質問ですね~☆

きちんとご自身で検討された上で、気になる点をピンポイントで質問してくれています。

(こういう方は、きっと仕事もできる方でしょうね。)

そして、ちょうど前回の記事をほぼほぼ書き上げたところで、その応用編の質問をしてくれています。

 

また、「90,000スターポイントなんて貯まらないよ!」なんて思ってらっしゃる読者の方の励みにもなるのではないでしょうか。

実際に貯まってる方は結構いらっしゃるのです。

 

2. えいちゃん様の認識について(質問①)

再度、質問①を挙げておきます。

トラベルパッケージ(TP)ですと、12万SPGポイントをマリオットリワードへ移行することで、36万マリオットリワードポイントになるかと思います。

この36万マリオットリワードポイントを、ホテル+飛行機 パッケージ2のANAを選択すると、カテゴリー8のホテルに1週間宿泊と85000ANAマイルがもらえるという認識でよろしいでしょうか?(質問①)

結論として、その認識でよろしいかと思います。

こちらの表のとおりですね。

読者の方のためにご説明すると、上のキャプチャの赤枠で囲ってある箇所に交換すると、360,000マリオットポイントが85,000ANAマイルと7泊無料宿泊券(カテゴリー8のホテルに使用可能)に交換できるということです。

 

交換のコツですが、トラベルパッケージの交換の時点では、キャプチャの青枠で交換する方が良いです。

そして、実際に7泊無料宿泊券で予約する時はカテゴリー5のままで予約をし、実際に宿泊する時に、90,000マリオットポイントを足して、宿泊するというのがよろしかろうと思います。

一旦、カテゴリー8の無料宿泊券に交換した後、ランクダウンした場合にポイントを返してもらえるか、私自身やったことがないので、確信を持てないのです。

(やる意味がないので、実験しようとすらしてないです。)

 

こちらの記事も参考にして下さい。




3. ANAマイルに移行する場合、SPGからの直接移行とどちらがお得か(質問②)

これが正しい認識だとすると、SPGポイントからANAマイルに移行するより、ホテル+飛行機 パッケージにしたほうがお得に感じますがいかがでしょうか?(質問②)

まず、このような質問をする背景は、こちらの記事の表において、「ANAマイルを取得する場合には、トラベルパッケージよりもSPGからの直接移行の方がお得!」と読めるように書いているからだと思います。

 

(上の記事の中の表を再掲)

航空
会社
TPで付与されるベースマイル 過去のホテルポイントキャンペーンの有無 アップの上限 キャンペーン時の交換単価(1スターポイントあたり) SPGからの直接移行時の交換単価(1スターポイントあたり) どちらが有利か
ユナイテッド 132,000 20171130
まで
25%アップ
20,000 2.03 0.78 TP
経由
アラスカ 120,000 見当たら
ない
N/A 1.60 1.25 TP
経由
アメリカン 120,000 20170615
まで
25%アップ
上限
なし
2.00 1.56 TP
経由
ブリティッシュ 120,000 20171031
まで
35%アップ
上限
なし
2.16 1.69 TP
経由
エティハド 85,000 20171031
まで
20%アップ
上限
なし
1.36 1.50 SPG
経由
シンガポール 85,000 見当たら
ない
N/A 1.13 1.25 SPG
経由
ANA 85,000 見当たら
ない
N/A 1.13 1.25 SPG
経由
JAL 85,000 見当たら
ない
N/A 1.13 1.25 SPG
経由
備考 TPとは、トラベルパッケージのことを指す。 キャンペーンのアップを考慮して単価を出している。




そこで、この表の大前提をご説明すると、この表は、7泊無料宿泊券を使わずに、1年後に45,000マリオットポイントを返して貰った時の単価(1スターポイントあたりの獲得マイル)を計算しています。

 

しかし、えいちゃん様のように7泊無料宿泊券を使う場合には、トラベルパッケージの方がお得です。というのも、カテゴリー8のホテルに、普通にポイント宿泊する場合には、40,000ポイント×6泊=240,000マリオットポイント、が必要なんです。(5連泊以上だと1泊は無料)

しかし、トラベルパッケージを使うと、45,000マリオットポイント+90,000マリオットポイント=135,000マリオットポイントで宿泊できてしまいます。

 

カテゴリー8のホテルって、普通は1泊30,000円ぐらいの宿泊費がかかりますから、7泊で21万円分のホテル代と考えると、45,000スターポイント(=135,000マリオットポイント÷3)で約21万円なので、1スターポイントあたり5円ぐらいで使えている計算です。

これはかなりいい数字ですね。

 

なので、7泊無料宿泊券を使うのであれば(使えるのであれば)、SPGからの直接移行よりもトラベルパッケージ経由の方がほぼ確実にお得といえるでしょう。

結論として、ANAマイルで考えると、7泊無料宿泊券を使うのであればトラベルパッケージ経由がお得ですし、7泊無料宿泊券を使わないのであればSPG経由がお得でしょう。

念のためですが、7泊も同じホテルに泊まるのがいいのかどうか(7連泊する価値があるホテルなのかどうか)、という点も考えておいて下さい。無理に同じホテルに7連泊するのは結構きついですからね。

1つの提案としては、3泊目から5泊目までは近場の別の所に観光に行くというのがあり得ると思います。例えば、BAマイルで香港に行くとして、3−5日目をマカオに行くみたいな感じですね☆

こうすることにより、①マカオに行く時に大きな荷物を香港のホテルに置きっ放しにできる、②復路で空港に行く時に余裕を持って行くことができる、という余裕が生まれます。




4. トラベルパッケージで移行するとして、ユナイテッドか、ANAさんか。(質問③)

次に、私はANAプラチナ+JGC持ちですが、最大限のお得さが出るリワードプラスのユナイテッド航空を使うより、ホテル+飛行機  パッケージ2を選択した方がいいのでしょうか?(質問③)

4-1. 直球の回答

えいちゃん様はユナイテッドかANAか、という二択のご質問なので、直球で回答すると、

私ならトラベルパッケージ経由でユナイテッド航空に移行します。

以下、理由です。

理由①:もらえるマイルの量が違う

同じだけマリオットポイント(270,000マリオットポイント)を使って、もらえるマイルは、ユナイテッド航空(UA)なら152,000UAマイル(キャンペーン時)、ANAさんなら85,000ANAマイルです。

実に、1.78倍もユナイテッド航空のほうが多くのマイルをもらえます。

 

実際に使う場面ではどうでしょうか。

ビジネスクラスで使う場合を見てみます。

例えば、東南アジア路線の場合だと、ユナイテッド航空だと往復90,000マイル、ANAさんだと往復60,000マイル1.5倍の差に過ぎません。

ヨーロッパ路線の場合だと、ユナイテッド航空だと往復150,000マイル、ANAさんだと往復90,000マイル、これでも1.66倍の差に過ぎません。

もらえる量に比べれば、この差は大した差ではないです。

 

しかも、ユナイテッド航空の場合は、特典航空券発券の際には燃油サーチャージがかかりません!

 

燃油が上がっている現状では、これは結構大きな差だと思います。

1回の旅程で数万円の差が出ると思います。

理由②:改悪時のリスク回避

2017年11月にユナイテッド航空(UA)はマイレージチャートの改悪をしました。

ANAさんは2015年に改悪して以来、チャートをいじってきていないので、近いうちに改悪があってもおかしくありません。

そういう意味でもANAマイルに偏らせるのではなく、UAマイルも持っておくというのは良いかと思います。

理由③:その他検討事項

ユナイテッド航空は片道発券が可能であったり、日本国内線が、片道5000UAマイルで発券できたり、使い勝手の意味でも悪くありません。

また、特典航空券の枠もANAとは異なっている場合もあるので、ANAさんで取れなければユナイテッド航空、ユナイテッド航空でとれなければANAさん、と使い分けることもできます。

こうすることにより、「SFCでも特典航空券が取れない!」というANAマイル最大の弱点を克服することができます。

4-2. 変化をつけた回答

ANAマイルの使い方については、他のブロガーさんの記事でいくらでも情報があるので、それを参考にして下さい。

この記事に必要な範囲で、ANAマイルの特徴を挙げるとすると、①往復でなくては発券できないこと(大きなデメリット)、②オープンジョーでの発券ができること(小さなメリット)、の2点です。

 

例えば、ヨーロッパを周遊する時、既に持っているANAマイルで以下のようにオープンジョーで発券したとします。

(往路)東京(TYO)-パリ(CDG)

(復路)ロンドン(LHR)ー東京(TYO)

 

そして、これを手がかりにミラノ(MXP)とマドリッド(MAD)を周遊することを考えます。

旅程としてはこんな感じになります。

ヨーロッパ域内のこれらの飛行機をユナイテッド航空のマイルで取ろうとすると、1本あたり、8000UAマイルと税金等で5000円ほどかかります。
なので、3本で合計24,000マイルと税金等15,000円ほどが必要となります。

2017年11月移行のUAマイレージチャート

(この記事に関係するのは、3ページ目のチャートです。)




しかし、えいちゃん様はJGCも持っていらっしゃるようなので、ワンワールドにも目を向けてみます。

ヨーロッパのワンワールドといえばブリティッシュ航空(BA)です。

そこで、ブリティッシュ航空で考えてみると、

CDGーMAD:7500BAマイルと税金等

MADーMXP:7500BAマイルと税金等

MXPーLHR:4000BAマイルと税金等

合計19,000BAマイルと税金等

で発券できます。

(しかも何故だか、BAマイルの場合の方が、税金等も安いです。気になる方は、是非、検索してみて下さい。私が見た限り、3本合計の税金等は1万円ぐらいでした。)

 

ここも必要マイル数がかなり違いますね。(その上、税金も異なります。)

他の国を周遊する時も、短距離ならUAマイルよりもBAマイルの方がマイル数が少ないことが多いです。(先のチャートをみてもらえれば分かると思うのですが、5000UAマイルで発券できるのは、日本国内線だけなのです。)

また、BAマイルを取得しておくことで、スターアライアンスで発券できない路線をワンワールドで発券するという効果もあります。

 

なので、トラベルパッケージでもらえるマイルをブリティッシュ航空に移行するというのは、理にかなっていると思います。

特にキャンペーン時には、162,000BAマイルももらえちゃうこともユナイテッドよりも有利な点といえます。

ということで、SFCだけでなくJGC(=ワンワールドサファイア)もお持ちのえいちゃん様の場合は、BAマイルに移行することをおすすめします。

一方、SFCだけを持っている方であればスターアライアンスゴールドを使えるという意味でUAマイルに移行することをおすすめします。




間違っても、SFC持ちの方が、これだけのメリットのためにJGCまで手を出さないほうがいいですよ!

こちらの記事も参考にして下さいね☆