こんにちわ。
プラチナハンターです。
先日、マリオットのBuybackキャンペーンが2018年は行われないと発表されました。

そして、これに関連して、ana-milerさんの記事によると、
「SPGアメックスを発行してSPGからステータスリンクでゴールドエリートになった場合、プラチナチャレンジでプラチナエリートになったとしてもステータスバイバックの対象にはならない」

という回答がマリオットからなされたとのことです。
元記事はこちらです。

そこで、今日は、このマリオットの対応について考えてみたいと思います。



1.Buybackキャンペーンとは?

Buybackキャンペーンとは、ある年にマリオットのプラチナ資格(通常では暦年で75泊必要)を取得した人が、次の年にプラチナ資格を取れなかった時に、プラチナ資格を買い戻せるというキャンペーンです。
このキャンペーンは、2017年までは毎年3月に行われていました。
その内容は、以下のとおりです。
プラチナ資格の買い戻し:40,000マリオットポイント
ゴールド資格の買い戻し:25,000マリオットポイント
シルバー資格の買い戻し:7,500マリオットポイント
マリオットポイントの価値は、世間相場では1ポイント1円程度と考えられているそうなので、プラチナ資格でも約40,000円で買い戻せることになるので、とてもお得なキャンペーンということになるのです。



2.今回、何が起こった!?

今回、陸マイラー界が騒いでいるのは、このBuybackキャンペーンが2018年は行われないとマリオットから発表があったことが一つの原因です。

ですが、SPGアメックス→SPGゴールド→MRTゴールド→プラチナチャレンジ→MRTプラチナ、というルートでマリオットプラチナとなった場合、そもそも、Buybackの対象ではないというマリオットからの回答があったということの方が、騒ぎを大きくしている原因だと考えています。
私も下の記事でBuybackのことを書いているので、今回の騒ぎについて責任をもって検証したいと思います。




3.2017年まで行われていたBuybackキャンペーンの条件は何か?

 

3−1.裏付け1

これは、こちらのサイトに記載があります。
TRVLVIP
英語のサイトなので、重要なところだけ引用します。

This Buy Back offer is available to members who have earned their status through nights and stays at Marriott or Ritz brand hotels. SPG members who earned Marriott Rewards Elite status in 2016 by linking their SPG and Marriott Rewards accounts are not eligible to participate in this Buy Back offer.

赤字の箇所のとおり、「泊」や「滞在」でステータスを獲得した場合が、Buybackキャンペーンの対象ということになります。
SPGアメックス→SPGゴールド→MRTゴールド→プラチナチャレンジ→MRTプラチナというルートでプラチナステータスとなった場合は、どうなるでしょうか。
マリオットプラチナチャレンジの条件は、3か月以内に9滞在です。
そうすると、マリオットプラチナチャレンジの場合、青字の条件に当てはまりますね。
なので、この場合、2017年の条件を踏襲するのなら、Buybackの対象となる「はず」なんです。

3−2.裏付け2

次に実例があるかどうか、気になりますよね。
こちらのサイトが参考になります。
BOARDING AREA

同じく英語のサイトなので、重要なところだけ引用します。

Years ago I completed a Taste of Platinum Challenge in order to earn Marriott Platinum status.  Since then, I’ve bought back Platinum status each year by trading in 40,000 points.  I plan to do the same this year.

なんと言っているかというと、テイストオブプラチナというキャンペーンでプラチナステータスとなった方がBuybackできた、という内容になっています。
チャレンジ前のステータス取得経路は不明ですが、75泊でプラチナになった方ではありません。
その意味で、SPGアメックス→SPGゴールド→MRTゴールド→プラチナチャレンジ→MRTプラチナと同じ条件と言えます。

また、次のような記載もあります。

(Buybackの対象となる場合)

  • Staying at Marriott properties the required number of nights
  • Automatically earning 15 elite nights by owning a Marriott Premier Rewards credit card
  • Earning elite nights through spend on a Marriott credit card
  • Completing a Marriott Gold or Platinum challenge
  • Buying back status last year

 

(Buybackの対象とならない場合)

  • Linking your SPG and Marriott accounts (i.e. if you have Marriott status only because you had SPG status, then you cannot buy back that status. However, if you continue to hold that level of SPG status, you will continue to hold the equivalent Marriott status)
  • Enrolling in, but not completing, a Marriott elite challenge that offered temporary elite status
  • Automatically earning Gold status as a first year Ritz Carlton card* holder
  • Earning Gold status in subsequent years through $10K annual spend on your Ritz Carlton card*
  • Earning Platinum status through $75K annual spend on your Ritz Carlton card

赤字の箇所でプラチナチャレンジの場合、Buybackできると記載されています。

一方、青字の場合のように「泊」や「滞在」をせずクレジットカードの保有等の条件で取得した場合にはBuybackはできないと記載されています。
例えば、RitzVisaPlatinumでプラチナステータスを取得した場合には、Buybackできないと書いてあります。

(RitzVisaなどについてはこちらをご覧下さい。)
RitzVisa

裏付け1の基準が正しいことが分かりますね。
要は、プラチナになる過程で宿泊しているかどうかが基準ということです。

なので、SPGアメックス→SPGゴールド→MRTゴールド→プラチナチャレンジ→MRTプラチナでもBuybackの対象となるはず「でした」。
2017年の基準を前提とすれば。



4.マリオットデスクの回答

再度ですが、ana-milerさんの記事によると、
「SPGアメックスを発行してSPGからステータスリンクでゴールドエリートになった場合、プラチナチャレンジでプラチナエリートになったとしてもステータスバイバックの対象にはならない」
との回答があったとのことです。
みなさん、この回答読んで疑問に思わなかったですか??

マリオットとSPGのステータスマッチが始まったのは、2016年9月です。
すぐにステータスマッチをして、プラチナチャレンジした人の有効期限は、2018年2月までです。
ここまで言えば気付きますよね。

2017年3月のBuybackの時には、SPGアメックス→SPGゴールド→MRTゴールド→プラチナチャレンジ→MRTプラチナのルートでプラチナ会員となった人にBuybackさせるかどうかは検討対象になっていないはずなんです。
このルートでプラチナから陥落した人はいるはずないんですから。

2018年にBuybackキャンペーンをやる際に、上のようなルートの人をどうするかが検討材料になるはずだったのです。
それなのに、なんで行わないキャンペーンについて、「SPGアメックスからのプラチナ会員はBuyback対象外」なんていう結論が出るのでしょうか。
2018年のBuybackの基準なんて、Buybackが行われないんだから無いんです。

では、なぜ、マリオットデスクの人はana-milerさんに対して上記のような回答をしたのでしょうか。
ここからは想像ですが、おそらく、そのように回答するようにマリオット本部から指示があったものと思われます。
なぜかと言うと、「そもそもダメだったんだよ。」と諦めさせるためです。
あまりに数が増えすぎて、プラチナ会員の中で純正プラチナ以外のプラチナ会員が多数派となったので、非純正プラチナ会員を納得させる必要があったのでしょう。
場合によっては、マリオットは詳細な問答集まで用意しているのではないでしょうか。



5.なぜマリオットはBuybackを中断したか

ここまで来ると、マリオットがBuybackを中断した理由が気になります。
それは、世界で大量のプラチナ会員が発生していると思われるからです。

えっ、日本だけしかこのルート使えないじゃん!

って思った方、ちゃんとプラチナハンターの記事をちゃんと読んでくれていますか!?
こちらの記事に書いたとおり、マリオットゴールドになる方法として、ユナイテッド航空のゴールド会員からステータスマッチという方法があるんです。
なので、米国では、日本のSPGアメックスルート以上に、UAゴールド→MRTゴールド→プラチナチャレンジ→MRTプラチナ、というルートでプラチナ会員になった人がたくさんいるはずなんです。
飛行機社会のアメリカではUAゴールドなんて、日本のJGCやSFC以上にたくさんいるはずですからね。

そして、これらのルートでプラチナ会員になった人は、純正プラチナ会員(75泊した会員)と同列に扱われることになっているんです。

この点に関して、マリオットデスクに問い合わせたことがあります。
質問「プラチナチャレンジのプラチナ会員と通常のプラチナ会員で違いはありますか。」
回答「違いはありません。同じように扱われます。」

おそらく、マリオットのシステム上、区分けがされていないことが原因でしょう。
なので、マリオットとしても、純正プラチナか否かで区分けすることができなかったのだと思います。
また、契約社会のアメリカなので、既得権を得た人からの「差別だ!プラチナ会員ならば、純正プラチナと同じはずだ!」というクレームが来ることも考えられます。

なので、マリオットは全員公平に一旦Buybackキャンペーンを中断し、プラチナ会員をふるいにかけることにしたのでしょう。
こうすれば、純正プラチナかどうかで区分けする必要がなくなるので訴訟リスクが下がります。
アメリカならではの考え方ですね。

ということで、マリオットはBuybackキャンペーンを中止することになったと思われます。



6.この記事で言いたいこと

私は、この記事書いても無益なので、最初は書くつもりがなかったのです。
しかし、twitter上でこのことを取り上げてくれた方(マイル社長さん)がいらっしゃって、twitterでやりとりしているうちに、やはり記事にした方が良いと思い、記事にしました。
というのも、私の記事を信じて、SPGアメックスに入って、プラチナチャレンジをやっているお友達がいらっしゃるからです。
そのようなお友達に対する説明責任が私にはあります。

結果的にBuybackというプラチナステータスの維持が難しくなったことについては、残念だったとしか言いようがありません。
しかし、ここは私にはどうにもできません。

一方、「そもそもSPGアメックスからのプラチナチャレンジは、、、」というところは、先ほど書いたように「違うな〜。」と思っています。
私は自信を持って記事を書いています!
ちゃんと記事を書く上で、裏付けを取っていますので!